2022年2月14日月曜日

稽古記録+日誌 2022年2月7~12日

2/7古流居合術教室
・基本抜刀「立追切+応用各種」
・居合道刀法「前切 前後切 幹竹 切上 四方切 切先返 雁金」

2/8近鉄文化サロン阿倍野/杖術基礎講座
・杖術体操 ・基礎打突「延べ打ち 直打ち 打ち引き 前後突き
 突き返し 片手払い 諸手払い」

2/8近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・後方受身~立ち上がり ・体の差し替え~一足歩法
・肘、膝操作の体捌き ・膝抜きによる転倒回避 ・ステッキ歩法 他

2/8近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本打法第一、第二 ・三手打ち各種 他

2/8定例稽古会
・体育館の都合により休止

2/12武術操身法教室
・体ほぐし ・剣術「丁字打ちの応用各種 引き崩し」 他

2/12テーマ別講習会「居合術基礎講座(3)-1」
・抜刀納刀の基本動作(左手、左肘、膝の操作)
・振り冠り~打ち下し(手の内の緩みと体幹の落下)
・打ち下しの手の内 ・参考「近間抜き 後方突き」

2/12杖術教室
・杖術体操 ・基礎打突「延べ打ち 直打ち 打ち引き 打ち上げ 打ち下ろし
 前後突き 突き返し 散らし突き 片手払い 諸手払い 足払い」 他

2/12のテーマ別講習会は、久々に「居合術基礎講座」と題して、抜き付けや納刀など居合の最も基礎的な動作に絞り込んだ稽古を行ないました(2/26も同テーマで実施の予定)。
基本的には初心者向けの内容なのですが、10名の参加者のうち半数近くがかなりのベテランだったので、その方たちに向けては同じ動きでも数段階上の動きを求めるべく、私自身の最新の技法も見てもらいながら稽古を進めました。
今回の稽古で改めて強く感じたのは「物を斬ろうとする為の動きをしてはならない」ということです。居合を続けている人の中で試し斬りを頻繁に行なう方は多いと思いますが、そういう人の動きは「斬ること」を目的とするが故、どうしても動作の主体が腕と刀に集中し、身体各部の精妙な働き合いを殺しているようにしか見えない例がほとんどです。
斬ること自体が悪いという訳ではないのですが、まず居合の型から武術としての汎用性の高い身体操作を拾い出し、それを身に付けた上で最終的に物が斬れる動きになれば理想的であるというのが私の居合に対する考え方です。ただ、私にとっては身体操作の理を納得いくまで身に付けられる日は永遠に来ないと思えるので、必然的に斬る稽古を行なうことも永遠になさそうです。
実は若い頃に少しだけ試し斬りも経験しているのですが、まだまだ未熟な段階ながら「これをやっていると確実にダメになる」と実感し、まずは型の求める体遣いを充分に体得してから改めて取り組もうと心に決め、それからもう25年以上経ちました。未だにその思いは強くなる一方です。
もちろん居合に何を求めるかは自由で、物を斬るのも、パフォーマンスとして見せることを主とするのも基本的にはありだと思いますが、遊武会の稽古でそれらを求める稽古はできませんので、悪しからずご了承願います。

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