2022年12月29日木曜日

稽古記録 2022年12月19~27日

12/19古流居合術教室
・英信流初伝「前 右 左 八重垣 受流 介錯 附込 追風 抜打」
・中伝「横雲(足遣い三種)」

12/21奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本操作全種連続 ・撥ね上げからの変化各種 ・天地打ち返し
・対角打ち返し

12/21奈良カルチャー/居合術
・立追切の応用(歩み抜き他) ・英信流奥伝立業(逆足含む)「惣留 信夫 行違」

12/24武術操身法教室
・体ほぐし ・受身各種~上体起こし、立ち上がり ・踵の浮き下し用法各種 
・沈み押し ・基本歩法 他

12/24テーマ別講習会「居合術の足捌き⑵-2」
・基本抜刀「立追切+足捌き各種」 ・立膝からの浮き立ち+足捌き(含転換)
・型「横雲(三態) 虎一足 稲妻/足裏の返し各種 基本操法四本目+前後転身
 浪返 滝落」

12/24杖術教室
・杖術体操 ・天地打ち返し、対角打ち返し+応用 ・撥ね上げからの変化各種

12/26古流居合術教室
・基本抜刀「立追切+抜き分け 足捌き各種」
・抜き付け最新版「二分の鞘取り+鍔送り+後方突き」
・英信流中伝「横雲(足捌き各種/含む基本操法四本目+前後転身) 滝落」

12/27近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・受身~立ち上り(踵下しの片足立ち) ・半身歩き(ニュートラル半身)
・立位での身体まとめ「浮き握り 外旋立ち 内旋立ち」 他

12/27近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本打法第二+足捌き(左右変化 間詰め) ・片手遣い技法各種 他

写真は12/24「テーマ別講習会」


2022年12月21日水曜日

稽古記録+日誌 2022年12月12~18日

12/12古流居合術教室
・基本抜刀「立追切+応用(ランダムなタイミングでの抜き付け)」
・英信流中伝「颪(詳解稽古/身体まとめの様々な形)」

12/13近鉄文化サロン阿倍野/杖術基礎講座
・杖術体操 ・基本打法第一 ・対角打ち返し

12/13近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・受身(倒れ込み両膝抜き)~上体起こし各種
・身体まとめ各種(浮き握り用法 裏添え手) 他

12/13近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・撥ね上げからの変化各種 ・対角打ち返し ・縦返し+天地返し 他

12/18第124回身体操作塾
<基礎クラス>
・体ほぐし ・受身各種 ・膝抜きと踵の浮き ・一足歩法 ・肩甲骨操作と手先の変化
・杖を用いた身体操作と身体まとめ ・肘操作の腕遣い ・ボクシングへの応用技法各種
<レギュラークラス>
 都合により休止

現在遊武会の稽古は杖術のクラスが最も多くなっています。私の本来の専門は居合術であり古流を学んだ上で独自の技法研究に入りましたが、杖術についてはほぼ独学で稽古法を形作ってきました。故に伝承に基づくものは全くないものの、独学の分だけ一つ一つの動きを客観的に捉えることができ、身体操作を工夫する上で非常に有効な稽古ができているのではないかと自負しています。刀に比べて杖は手軽に扱えて代用品での応用もし易いため、現代人にとって実用的な武術と言っていいと思います。
年配の方が多いカルチャースクールでも一度入会されると長期間継続される方が多いのも、無理なく楽しめる武術であるからでしょう。また身体操作塾に参加されるプロボクサーなどのアスリートの方にも、素手の時とは違う身体の感じ方を体験してもらうために、杖を用いた稽古を取り入れていますが、非常に有効に活用してもらえているようです。
12/18の身体操作塾は、新型コロナ感染拡大の影響もあってか、参加者は3名のみでしたが、そのうち2名が女子プロボクサーのトップレベル方でした。今回も杖を使った新対ソ鞘身体まとめの稽古を行なってもらったところ、身体操作の面白さを実感できたとの感想を頂きました。

写真は12/18身体操作塾



2022年12月12日月曜日

稽古記録+日誌 2022年11月28日~12月11日

11/28古流居合術教室
・英信流初伝替業(立業)「前 右 左 後 八重垣 受流 介錯 附込 月影」

12/5古流居合術教室
・基本抜刀「立追切+抜き分け」 ・英信流太刀打之位分解稽古「出合 絶妙剣」

12/7奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本打法第一、第二+足捌き ・諸手業基本型+応用各種
・型/相対稽古「縦返し」

12/7奈良カルチャー/居合術
・基本抜刀「立追切+抜き分け」 ・英信流初伝「受流/体幹の落下と足裏の浮き」

12/10武術操身法教室
・体ほぐし ・押され受身 ・歩法「膝抜き 半身」 ・反利き手のキャッチボール
・肩甲骨からの体遣い ・肘主体の腕遣い ・合気上げの身体まとめ 他

12/10テーマ別講習会「居合術の足捌き⑵-1」
・基本抜刀「立追切+足捌き各種」 ・立膝の座法~浮き立ち(膝、肩、胸の連動)
・浮き立ちと左足裏の返し「型/英信流・横雲 虎一足 稲妻」

12/10杖術教室
・杖術体操 ・諸手業基本型(分割+応用)
・相対稽古「打ち込みと受け(打ち引き~突きの返し)」

12/11甲野善紀先生大阪講習会
於:北辰館千葉道場

最近杖術のクラスでまた相対稽古(組み型)を少しずつやり始めています。以前は打太刀を付けての型稽古を頻繁にやっていましたが、剣術相手の型が主体のため、現代の実戦用法とは少しずれる感じがあり、ここ数年は単独稽古で身体操作を練ることを主にしていたのです。しかしある程度参加者が固定してきたのと、単独稽古も相当数繰り返してきたこともあり、間合いの感覚を得る為の稽古も再開することにしました。こちらの方が武術らしさを感じ易いので、当面は僅かずつでも相対稽古を入れるようにするつもりです。
12月のテーマ別講習会は、居合術の最も特徴的な部分である「立膝」を主とした下半身の操作を取り上げることにしました。まず安定して座ることが難しいので初心者向けではありませんが、居合を継続的に稽古される方には、ある程度集中して立膝に取り組む時間が必ず必要になります。立膝の姿勢から浮くように立ち上がる感覚は、一度掴めると身体操作のレベルがかなり上がりますので、是非体験してもらいたいと思います。
12/11には甲野善紀先生の大阪講習会を実施し、22名の方にご参加頂きました。
甲野先生の最新の術理は、剣術などで右手と左手を遣うバランスに極端な差を付ける(実質的には片手操作)というもので、武術経験の浅い方には非常に難解な感覚だと思いますが、私にとってはこれまでにいろんな場面で感じてきたことの延長にあるように思え、非常に理解し易く参考になるものでした。
懇親会も16名と賑やかで、良い忘年会にもなったと思います。

12/10テーマ別講習会


12/11甲野先生講習会