2022年3月28日月曜日

稽古記録 2022年3月21~27日

3/21古流居合術教室
・抜き付け、納刀の段階別稽古 ・参考稽古「横吊るし切り」
・変則業「後方切上げ 片手真向切り 逆手後方突き 順手正面突き(飛刀)
 右手持ち天地抜き」 ・遊武会居合技法「梅枝 水切 草切 横一文字」

3/22近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・抜き受身 ・膝抜きと持ち上げ ・腕先の引き合いによる身体まとめと用法
・抜き歩き、風受け歩き ・浮き握りの用法各種 他

3/22近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本操作+諸手業自由連続 ・半身歩法 ・上下左右変化の三手打ち 他

3/22定例稽古会
・居合術基礎稽古「基本抜刀 近間抜き」 ・杖術「飛ばし杖各種」

3/26武術操身法教室
・剣術の身体操作「打ち下しの肘遣い 突き、下段斬りの手の内」
・杖術「基本操作 諸手業」他

3/26テーマ別講習会「居合の中の体術(2)-2」
・基本操法三本目/前後切りの膝遣いと体捌き(太刀取り 四方投げ)
・片手袈裟切からの引き倒し ・鞘引きの手遣い ・帯刀体術各種 他

3/26杖術教室
・杖術体操 ・基本操作全種連続(分割)+ブロック別応用

3/27甲野善紀先生大阪講習会
・於:北辰館千葉道場

テーマ別講習会

甲野善紀先生講習会


2022年3月22日火曜日

稽古記録+日誌 2022年3月14~20日

3/14古流居合術教室
・英信流奥伝「連達/柄送りと後方突きの深さ」
・居合道刀法「幹竹 切上 四方切 切先返」

3/16楽遊会(杖術)
・杖術体操 ・基本操作+諸手業各種 ・上下左右変化の三手打ち各種
・丁字打ちの応用技法各種

3/16奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本操作+諸手業各種 ・上下左右変化の三手打ち各種
・基本打法第一+応用各種

3/16奈良カルチャー/居合術
・基本抜刀各種 ・英信流初伝「八重垣 受流」

3/16御所杖術クラブ
・杖術体操 ・基本操作+諸手業各種 ・上下左右変化の三手打ち各種
・丁字打ちの応用技法各種 ・体幹落下の打ち上げ 他

3/20第115回身体操作塾
<基礎クラス>
・体ほぐし ・膝の抜きと身体各部(骨盤、踵、足裏、胸)の連動
・膝下の脱力による歩法 ・膝の抜きと畳みによる横押し ・半身(千鳥)歩法
・浮き握りと身体のまとめ+護身用法 ・日用品護身術 ・段の昇降
・左右腕先の引き合いと身体のまとめ 他
<レギュラークラス>
・体ほぐし ・上体起こし各種 ・基本歩法(足踏みからの歩き、半身遣い)
・中心ずらしの歩法 ・浮き握りの綱引き効果 ・後ろ走りと踵の浮き下し
・片膝からの浮き立ち+体術応用 他

3/20居合術個人指導
・基本抜刀、納刀、打ち下し ・居合道刀法「前切 前後切 幹竹 切上 四方切」

3/20の第115回身体操作塾にて、物を頭上に持ち上げる際の身体操作の一つとして、左右の腕先(かいなさき/上腕骨内側上顆)を互いに引きあうようにする身体のまとめ方を紹介した折、参加されていた女子プロボクサーの奥田朋子選手から、ボクシングの構えへの応用を質問されました。以前にも同じようなことを話した覚えはあるのですが、今回改めて細かく検証してみて、半身での腕先の引き合いは左右の肘を直接寄せるのではなく、正面に対しての平行の位置にある左右それぞれの肘に対する仮想の肘を意識して形を作る感覚が有効であると気が付きました。
腕先の引き合いは肘の内側を中心に寄せるような形になるので、一見すると脇を締めただけのようですが、ただ脇を締めるのとは違い、腕の内外が釣り合った状態で身体がまとまるので、護りの強さに加え様々な動きに無理なくつながる感覚が得られます。
日常動作に有効な身体操作は、汎用性の高いものが多く、日々の生活の中で小さな工夫を凝らすことが様々な応用につながるので、身体操作塾は参加される方の幅が広く、私にとっても多角的な応用を検証できる有効な場です。参加者の方々から色んな質問を頂きながら進めるので、ボクシングから犬の散歩まで、稽古内容の幅の広さがそのまま楽しさにつながっています。
度々参加される整体師の方は、ここで学んだ足遣いなどを患者さんに指導して、明らかな効果を得られているとのことで、そういう話をお聞きしながら私も毎回のように更に応用範囲を広げるヒントを頂けて、ありがたい限りです。








2022年3月13日日曜日

稽古記録 2022年3月7~12日

3/7古流居合術教室
・居合道刀法「前切 前後切 幹竹 切上 四方切 切先返 雁金」

3/8近鉄文化サロン阿倍野/杖術基礎講座
・杖術体操 ・基本操作「差し替え突き 突き流し 打ち返し」

3/8近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・受身各種+歩法 ・踵下しでの階段昇降 ・膝抜きによる持ち上げ 他

3/8近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本操作不規則連続 ・左右連続動作「打ち返し 打ち上げ 足払い」 他

3/8定例稽古会
・居合術、杖術基本稽古

3/12武術操身法教室
・体ほぐし ・膝抜き受身(足元の注視) ・体の差し替え~捌き ・歩法+変化
・剣、杖の打ち下しと肩の沈み ・杖の実戦用法と応用技法各種  他

3/12テーマ別講習会「居合の中の体術」
・立ち座り(正座、立膝) ・血振るいからの浮き立ち+体術への応用
・膝抜きの打ち下し ・打ち下ろしの肘遣いと崩し 他

3/12杖術教室
・杖術体操 ・基本操作各種連続+応用各種 他

写真は3/12テーマ別講習会


2022年3月6日日曜日

稽古記録+日誌 2022年2月28日~3月2日

2/28古流居合術教室
・居合道刀法「前切 前後切 幹竹 切上」

3/2楽遊会(杖術)
・杖術体操 ・基本操作全種連続+諸手業基本型+応用 ・基礎打突~三手打ち各種
・型(含応用)「突き返し 足止め」

3/2奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本打法第一、第二 ・三手打ち各種

3/2奈良カルチャー/居合術
・基本抜刀「抜き付けの段階別稽古 立追切+応用」
・英信流初伝「前 右 左 八重垣 (受流)」

3/2御所杖術クラブ
・杖術体操 ・諸手業基本型+応用 ・三手打ち各種(実戦想定)

今年に入ってから杖術の各教室において、少しずつ「実戦想定」の技法を取り上げる機会を増やしています。ここで言う「実戦」とは、ナイフや包丁といった短めの刃物を持った暴漢に対峙した場面など、現代の日常に起こり得る場面を想定したものです。
従来は「古武術」の範疇に入る杖術技法として、刀を持った相手に対する動きを主として稽古していましたが、昨今路上や電車内などでの殺傷事件も多く、そういう社会の中で現実的な護身術としての杖術を身に付けることの意義も大いにあると考えるようなりました。
「現実的」という意味では、普段から古武術を学んでいる人でも、稽古の際以外で日常的に杖などの武器を持ち歩くことはほとんどないので、杖術よりも空手や柔術を学ぶ方が実戦には有効だと考える向きもあろうかと思います。しかし杖術の技法は、ほんの少しの工夫で日常にある様々な道具(傘、箒、ステッキなど)でも杖と同様の働きを持たせることが可能であり、それらを用いてなるべく過剰な攻撃を伴わず、身を護ることに徹した動き方を探ることは、充分に実戦的であると言えます。
自分を含めて、その場に居合わせた人が危険から遠ざかれる時間稼ぎさえできれば、それは立派な武術のスキルであると言ってい良いでしょう。
これからも生々しくならないように気を付けながら、なるべく「現代的実戦杖術」を考えていきたいと思います。