2021年6月27日日曜日

稽古記録 2021年6月21~26日

6/21古流居合術教室
・抜き付け「右手浅掛けと左手開き引き」 ・英信流奥伝「両詰 虎走」
・九分九厘の鞘取り

6/22近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・足捌き「体の差し替えと差し戻し 十字捌き 膝開閉転身」
・歩法「一足歩法 釣り膝」 ・浮き立ちと抜き落ち
・参考稽古/体術「体幹の落下による崩し 中心押さえ」 他

6/22近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本操作全種連続

6/26武術操身法教室
・体ほぐし ・足捌き「体の差し替え 差し戻し 十字捌き」
・立膝、正座からの立ち上がり(浮き立ちと体幹の落下) ・膝の内旋と体幹の浮き
・浮きと沈みの相殺「上段振り冠り~打ち込み」 ・肘引きと身体まとめ 他

6/26テーマ別講習会「杖術と体捌き(2)-2」
・杖術体操 ・差し替え突き ・天地返し横捌き
・型と足捌き(相対稽古含む)「打ち落し 縦返し/横返し」 他

6/26杖術教室
・杖術体操 ・基本操作全種連続

先週来、杖術の稽古では各教室とも「基本操作全種連続」という動きに取り組んでもらっています。杖術はどのクラスも、まず準備運動的な位置付けの、「基本操作」と題した12~13種ほどのシンプルな杖の操作から稽古をスタートします。それをひとつながりにまとめたものが「基本操作全種連続」です。単体ではシンプルな動きでも、それらを切れ目なくつなげて動くのはなかなか難しいもので、順番を覚えるだけでも、皆さん苦労されていました。
しかし本当は動きの順番自体はあまり重要ではなく、個々の動きを理屈通り再現し、それらを渋滞なく連続的に行うことがこの稽古の主眼なのです。
ひと流れの型として基本の各動作をまとめておけば、初心者には動きの種類を覚えてもらい易くなり、経験者にも一つひとつの動きを検証するきっかけがつかめるのではないかと思っているので、今後しばらくは稽古の定番メニューとしていきたいと思っています。




2021年6月20日日曜日

稽古記録+日誌 2021年6月14~20日

6/14 古流居合術教室
・参考稽古「抜き分け(抜刀時の刃筋変化)」
・英信流奥伝「霞 脛囲 戸詰 戸脇 四方切 棚下」

6/16 楽遊会(杖術)
・杖術体操 ・基本操作 ・連続操作各種(基本操作 基本打法 諸手業基本型)
・参考稽古「杖術と居合術の手の内」

6/16 奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本操作 ・連続操作各種(基本操作 基本打法)

6/16 奈良カルチャー/居合術
・基本抜刀「立追切+抜き分け」 ・英信流奥伝「行連 連達 惣捲」

6/16 御所杖術クラブ
・杖術体操 ・基本操作 ・連続操作各種(基本操作 基本打法)

6/20 第107回身体操作塾
<基礎クラス>
・体ほぐし ・立ち座り~踵の浮き下しの用法各種 ・上体起こし各種(自助・介助)
・基本歩法
<レギュラークラス>
・体ほぐし ・体捌きと運足「体の差し替え 差し戻し 十字捌き 杖術技法/足止め」
・差し指送りの用法「抜刀 差し手 合気上げ 他」 ・自由稽古

6/20は身体操作塾の開催日でしたが、社会状況の影響もあり非常に参加者が少なく、午前の基礎クラスに3名、午後のレギュラークラスには5名という人数でした。
基礎クラスでは、初参加の方で介護のお仕事をされているという女性がいらしたので、身体操作の基本に加えて、久々に様々なパターンの上体起こしを取り上げ、自助動作と介助動作をそれぞれ体験してもらいました。
レギュラークラスでは運足に焦点を絞った体捌きの稽古や、私の最新の術理「差し指送り」の用法を体験してもらいましたが、今回の参加者は皆さん武術や格闘技のベテランばかりでしたので、後半は自由稽古の流れになりました。各自が研究されている身体操作を互いに試し合う研究稽古が広がり、私も大いに楽しませてもらいました。
次回の身体操作塾は7/18開催の予定です。

写真/身体操作塾




2021年6月13日日曜日

稽古記録 2021年6月7~12日

6/7古流居合術教室
・納刀法各種 ・英信流奥伝「霞 脛囲」

6/8近鉄文化サロン/杖術基礎講座
・杖術体操 ・基本操作「差し替え突き 突き流し 差し替え振り 差し替え回し」

6/8近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・立膝受身~立ち上がり(膝畳み 踵下し)
・歩法と膝遣い(抜き戻し 抜き走り 浮き膝) ・肘遣い(差し手 打ち手) 他

6/8近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本操作各種+応用 ・撥ね上げからの変化各種(突き手上げ含む)
・肩甲骨操作と用法 ・基本打法第一(順手)

6/12武術操身法教室
・体ほぐし ・歩き受身(膝抜き+方向付け) ・肩甲骨操作~体捌きの部分操作
(肩甲骨 肘 腰 膝) ・差し指送りの応用(突き 合気上げ)
・膝畳みの種類と用法 ・刀の打ち下しにおける遠心力の排除法 他

6/12テーマ別講習会「杖術と体捌き(2)-1」
・杖術体操 ・差し替え突き ・天地返し横捌き
・型と足捌き(相対稽古含む)「打ち落し 足止め」 他

6/12杖術教室
・杖術体操 ・基本操作各種 ・撥ね上げの応用各種(突き手上げ含む)
・型「足止め 二段引き」 他

今週は杖術の稽古が多く、その中でもテーマ別講習会「杖術と体捌き(2)」には、9名の方が参加され、経験のレベルに関係なく取り組める稽古として、杖を手掛かりにした体捌きを体験してもらいました。
私は常に「杖と身体は五分五分の関係」と口にしていますが、体捌き自体を意識した杖の稽古は、まさにこの言葉を体現するためのものと言えます。
次回(6/26)も同じテーマで行ないます。武術のみならず、スポーツや日常動作まで、様々な場面での身体操作の手掛かりになる稽古ですので、今回来られなかった方にも、是非ご参加頂きたく思います。



2021年6月6日日曜日

稽古記録 2021年5月31日~6月2日

5/31古流居合術教室
・部分稽古「抜き付けと打ち下しにおける手の内と、身体各部の同時処理」
・英信流初伝「附込 月影 追風 抜打」

6/2楽遊会(杖術)
・杖術体操 ・基本操作+応用 ・諸手業基本型/分割版
・相対型「横面打ちからの引き返し打ち 下段突き差し替え返し」

6/2奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・肩甲骨操作法 ・基本操作+応用 ・諸手業基本型/分割版

6/2奈良カルチャー/居合術
・納刀法「右手の内の緩み+鞘引き+膝抜き」 ・英信流中伝「浮雲/体術的要素の検証」

6/2御所杖術クラブ
 都合により休止

今週の奈良カルチャー居合術クラスでは、英信流中伝の「浮雲」に内包される体術的身体操作を検証する稽古を行ないました。両足を一点に重ねた不安定な状態から、左足の足裏返しを引き金にして、一気に身体各部を変化させることで、組み合った相手に崩しをかけるというものです。
居合の型の動きが、必ずそのままの手順で体術に置き換わるのではありませんが、身体各部の同時変化によって作る動きは、間違いなく柔らかい体術の感覚を養ってくれます。
英信流中伝は、居合の体術的要素が色濃く残されており、そこをきちんと意識した稽古ができれば、武術的に質の高い動きを身に付けることができるはずです。