2021年10月31日日曜日

稽古記録 2021年10月25~26日

10/25古流居合術教室
・参考稽古「下半身主導の抜き付け」 ・英信流初伝替業(立業版)「受流 附込」

10/26近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・受身各種~立ち上がりから上体起こし
・身体まとめ法「内旋立ち 外旋立ち」 ・手や指の裏組みによる身体調整法 他

10/26近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本打法第二(連続/実戦想定) ・諸手業基本型
・型「天地打ち返し 対角打ち返し」 他

10/26定例稽古会
・居合術「抜き付け研究稽古」 ・杖術「実戦向け技法各種」


2021年10月24日日曜日

稽古記録+日誌 2021年10月18~23日

10/18古流居合術教室
・抜き付け「左方前方同時切り 他者拍子抜き」
・初伝替業(立業版)「前 右 左 後 八重垣」

10/20楽遊会(杖術)
・杖術体操 ・基本操作全種連続 ・諸手業基本型 ・丁字打ち、丁字突き+応用
・型(応用業含む)「突き返し 打ち落し 横違い」

10/20奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本操作「差し替え突き 後方突き 突き流し」
・基本打法(打ち下し)第一、第二

10/20奈良カルチャー/居合術
・抜き付け「左方前方同時切り 他者拍子抜き 膝抜き+浮き握り」
・英信流初伝替業(立業版)「八重垣」 

10/20御所杖術クラブ
・杖術体操 ・諸手業基本型(実戦想定) ・型「突き返し+応用各種」

10/23武術操身法教室
・体ほぐし ・立ち座り ・上体起こし各種 ・後ろ受身~立ち上がり ・歩法各種 他

10/23テーマ別講習会「杖術の基本と応用-2」
・杖術体操 ・概説 ・基本打法五種+足捌き ・甲巡り操作各種
・杖体術「一体押し 持たせ崩し 他」 ・日用品護身術「ステッキ ほうき」

10/23杖術教室
・杖術体操 ・基本操作各種 ・天地打ち返し、対角打ち返し ・甲巡り操作各種 他

今月のテーマ別講習会は「杖術の基本と応用」というタイトルで、その特性などの概説から、基本技、体術への応用、日用品護身術への展開など、様々な用法を体験してもらいました。
私の専門は居合術ですが、実は現在稽古の回数が最も多いのは杖術です。杖術だけの定期開催のクラスやカルチャースクールの講座などが、合計で1か月に11コマもあります。新規の参加者も杖術と身体操作術が中心で、居合のクラスはなかなか人が増えないのが現状です。私はその原因が「技法の汎用性」にあるのではないかと思っています。
身体操作術の汎用性は言わずもがなですが、杖術も武器としてのシンプルさに反して技法の多様性に富むこと、代用品での護身術などへの様々な応用ができること、また柔らかい足捌きが学びやすい点でも優れており、いろんな角度への発展が理解し易いため、多くの方に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。
今後も定期開催の教室に加え、テーマ別講習会でもこまめに杖術を取り上げていくつもりですので、皆さん是非お気軽にご参加ください。




2021年10月17日日曜日

稽古記録+日誌 2021年10月11~17日

10/11古流居合術教室
・抜き付け研究稽古「初動とタイミング」「左方切りの意識での正面切り」 他

10/12近鉄文化サロン阿倍野/杖術基礎講座
・杖術体操 ・基本操作全種連続(分割・詳細)

10/12近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・体の差し替え+応用 ・浮き握りの身体まとめ+応用
・肩甲骨操作と体捌き 他

10/12近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本打法第二 ・諸手業基本型 ・型「打ち落し 突き返し」

10/12定例稽古会
・居合術「基本抜刀/立追切 抜き付け(左方切りの意識での正面切り)」

10/17第110回身体操作塾
<基礎クラス>
・体ほぐし ・膝抜きと応用各種「一足歩法 体の差し替え 他」
・受身「膝抜きからの転体」 ・指と腕の裏組みによる身体まとめ
・踵の浮き落しによる立ち上がり 他

<レギュラークラス>
・体ほぐし ・膝抜き応用各種「抜き戻し 落ち回り」
・受身各種「軸足抜き 壁除け」 ・膝の開閉による転身
・触れ離しによる初動の消し ・自由稽古 他

10/17に実施した身体操作塾は久々にレギュラークラスの参加者が多く、しかも武術や格闘技の経験豊かな方ばかりだったので、後半はいつも通り参加者年同士で自由に稽古を進めてもらいました。
私の方から紹介したいくつかの動きのヒントの中で、先月気付いた「触れ離し」という技法については、その後も様々な応用的展開が進んでいますが、初動の気配を消して素早く、軽く手を操作するいう基本の部分についても精度が高まってきたという実感があります。

また、この一週間のうちにも居合の抜き付けについての新たな気付きが度々ありました。その中の一つに「自分のタイミングで抜刀しない」ということがあります。要は相手の動く気配を察知した瞬間に抜刀のスイッチが入り、その後最短最速で抜き付けるという感覚を持つことなのですが、考えてみればこれは物凄く当たり前の話です。ただ、居合の型稽古は、自分一人で行なうことが多いため、自分でタイミングを作り出すしかないケースがほとんどなので、つい自分のやり易い間でのスタートにしがちですが、これでは武術になりません。
「自分以外の何か」をきっかけに初動を作ることは気配のない動きに直結しますので、一人稽古の中でどのようにそれを求めるのがベストかを、これから時間をかけて探っていくつもりです。





2021年10月12日火曜日

稽古記録 2021年10月4~9日

10/4古流居合術教室/動画撮影
・居合術「抜き付け/九分九厘の抜き+差し指への柄送り」
「転じ抜き(鞘送りなしの抜刀)」 ・英信流中伝「横雲 虎一足 稲妻 浮雲」

10/6楽遊会(杖術)
・都合により自主練習に変更

10/6奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本打法第一、第二+応用 ・基本操作全種連続
・延べ打ち、打ち引きの応用

10/6奈良カルチャー/居合術
・抜き付け「差し指への柄送り 転じ抜き」 ・英信流中伝「横雲 虎一足 稲妻」 

10/7御所杖術クラブ
・杖術体操 ・型と応用「打ち落し+足捌き 突き返し+多方向変化 足止め」 他

10/9武術操身法教室
・体ほぐし ・肩甲骨操作各種+差し替え ・膝抜き+肩甲骨操作+足捌き
・膝抜きによる受身 他

10/9テーマ別講習会「杖術の基本と応用」
・杖術体操 ・概説「杖の特性と技法の種類 受けずに捌く」
・基本打法五種(差し替えと左右対称の動き) ・長さと間の変化
 (延べ打ち 打ち引き) 他

10/9杖術教室
・杖術体操 ・基本操作全種連続(分割式) ・型/突き返し 抱え抜き 縦返し 他


2021年10月3日日曜日

稽古日誌+日誌 2021年9月27~28日

9/27古流居合術教室
・抜き付け「膝抜きによる抜刀と間合いの変化 下半身による前後左右の変化と抜刀
 他者のタイミングによる抜き付け 軸足の抜きによる体幹の起立維持 対剣術の抜刀」

9/28近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・歩法と軸足の抜き ・肩甲骨のほぐし方と操作法+応用 他

9/28近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本操作全種連続(左右) ・諸手業基本型 ・延べ打ちと打ち引き

9/28定例稽古会
・居合術「抜き付け/くの字通し 鞘送りの最小化 左右転じ抜き」

8月頃から居合の抜き付けについて、様々な気付きがいくつもありましたが、このところ稽古の度にまた新たな気付きを得たり、以前からやっていたことの本当の意味が分かるというようなことが続いています。
気付きの一つ一つは非常に微細なもので、客観的に見れば動きにさほどの変化はないのだと思いますが、気付きの度に体感的にはそうとうコンパクトな抜刀が体現できるようになってきたという実感があります。
抜き付けは居合の根幹であり、まず初太刀の質が高まらなければ、武術としての居合にはならないと考えてきましたが、ようやくその「質」が具体的に見え始めたと言ってよい段階に来たようです。
一つの動きに対して身体各部が必要分だけ変化するという感覚は、決して居合の技法の中だけに有効なものではありません。抜刀の技量を高めることは様々な身体運用のヒントにもなり得ますので、ひたすらこれだけを稽古し続けていても、面白さが尽きることはなさそうです。