2022年3月6日日曜日

稽古記録+日誌 2022年2月28日~3月2日

2/28古流居合術教室
・居合道刀法「前切 前後切 幹竹 切上」

3/2楽遊会(杖術)
・杖術体操 ・基本操作全種連続+諸手業基本型+応用 ・基礎打突~三手打ち各種
・型(含応用)「突き返し 足止め」

3/2奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・基本打法第一、第二 ・三手打ち各種

3/2奈良カルチャー/居合術
・基本抜刀「抜き付けの段階別稽古 立追切+応用」
・英信流初伝「前 右 左 八重垣 (受流)」

3/2御所杖術クラブ
・杖術体操 ・諸手業基本型+応用 ・三手打ち各種(実戦想定)

今年に入ってから杖術の各教室において、少しずつ「実戦想定」の技法を取り上げる機会を増やしています。ここで言う「実戦」とは、ナイフや包丁といった短めの刃物を持った暴漢に対峙した場面など、現代の日常に起こり得る場面を想定したものです。
従来は「古武術」の範疇に入る杖術技法として、刀を持った相手に対する動きを主として稽古していましたが、昨今路上や電車内などでの殺傷事件も多く、そういう社会の中で現実的な護身術としての杖術を身に付けることの意義も大いにあると考えるようなりました。
「現実的」という意味では、普段から古武術を学んでいる人でも、稽古の際以外で日常的に杖などの武器を持ち歩くことはほとんどないので、杖術よりも空手や柔術を学ぶ方が実戦には有効だと考える向きもあろうかと思います。しかし杖術の技法は、ほんの少しの工夫で日常にある様々な道具(傘、箒、ステッキなど)でも杖と同様の働きを持たせることが可能であり、それらを用いてなるべく過剰な攻撃を伴わず、身を護ることに徹した動き方を探ることは、充分に実戦的であると言えます。
自分を含めて、その場に居合わせた人が危険から遠ざかれる時間稼ぎさえできれば、それは立派な武術のスキルであると言ってい良いでしょう。
これからも生々しくならないように気を付けながら、なるべく「現代的実戦杖術」を考えていきたいと思います。


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