2024年3月5日火曜日

稽古記録+日誌 2024年2月26~27日

2/26古流居合術教室
・抜き分け ・後方突き各種 ・奥伝居業「霞 脛囲 両詰」
・抜き付けの右手、左手の早さ

2/27近鉄文化サロン阿倍野/暮らしに活きる身体操作術
・体ほぐし ・受身各種~膝抜き歩法 ・膝抜きによる間詰め、間切り~早歩き法 他

2/27近鉄文化サロン阿倍野/杖術入門
・杖術体操 ・基本打法第一、第二+応用各種 ・2024演武課題業

遊武会の居合の稽古においては、刀の空間的変化を極力抑えることによって身体操作を練ることを第一義としています。「後方突き」は左手の操作と膝抜きによる体の開きを最大限遣い切り、刀の位置をなるべく変化させずに後方に向かって突きの体勢を瞬時に整えるという技法ですが、これは身体操作に重きを置いたものであり、居合の実戦的技法としては少々不合理な部分もあります。
実戦的な抜刀の早さやコンパクトさを求める場合は、左手を鞘に送った際に膝の抜きによって腰をやや落としつつ、左手をほんの少し持ち上げることで柄を胸に寄せるようにした上で鞘引きと体の開きによって抜刀し、鞘放れの瞬間に右手を腰の位置まで落として後方突きの構えを整えるようにします。これは身体操作と刀の操作を融合したもので、「体遣い」よりも「刀遣い」の方がやや優先される為、身体操作法としての後方突きとは明確な区別が必要です。


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