2022年9月13日火曜日

稽古記録+日誌 2022年9月5~10日

9/5古流居合術教室
・基本抜刀「立追切」~打ち下しの身体操作 ・英信流初伝「前 八重垣 受流 月影」

9/7奈良カルチャー/杖術
・杖術体操 ・撥ね上げからの変化各種(基本操作第4、5ブロック)+応用各種 他

9/7奈良カルチャー/居合術
・基本抜刀「立追切」 ・抜き付けにおける右手の「みなし柄取り」
・打ち下しの身体操作 ・英信流初伝「八重垣」

9/10武術操身法教室
・体ほぐし ・杖の量り持ちと身体操作~空間上の基準点と間合いの変化
・体術「膝抜き横押し」(圧力、落下、転換の合成)
・杖術「片手落とし打ち 突き流し 受け流しの手の内」 他

9/10テーマ別講習会「居合術検証稽古(1)/受流-1」
・検証項目「手の内 間合いとタイミング 体捌き」
・手の内「掌底部の押し出し 四指の掛かり 肘の伸展」(組太刀で検証)
・間合い「型毎の距離感とタイミング」
・体捌き「組み型での足捌き主体の受け流し」 他

9/10杖術教室
・杖術体操 ・撥ね上げからの変化各種「縦切り返し 横切り返し 切り回し
 背負い打ち(表、裏)+各種応用」 ・撥ね上げを含めた三手打ち 他

9/10のテーマ別講習会は「居合術検証稽古/受流」の一回目。
居合術の技法の中でも、実戦性を強く問われる技法の一つである「受流」について、課題を「手の内」「間合いとタイミング」「体捌き」の三点に整理して検証稽古を行ないました。
英信流では初伝、奥伝立業、太刀打之位にそれぞれの形で受流の技法が存在しますが、居合術、剣術の各流派や日本剣道形など、あらゆる剣技に受流の技法は必ず含まれているのではないかと思います。
実際に型の想定通りに木刀での組み型を行なってみると、打太刀が相当手加減してくれない限り、タイミング的にも防御力的にも十分な受流を体現するのは困難であるということが実感できます。それだけに、受流の技法の細部を検証することは、武術における身体運用の重要事項を明らかにし、それを身に付けるて実践できるようになる為の重要な稽古課題であると言えるでしょう。
確実に相手の刀が届く近い間合いでの受流には、瞬間的な体捌きの技術が必須です。受流技法の最終目標を「刀を持たない状態で相手の斬撃を躱す」というところに置くことで、何をすべきかということが見えてきます。奥の深いテーマですので、次回を含めて今後も繰り返し受流の集中稽古の機会を設けていきたく思っています。




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